カジノに関するトピックニュースをお伝えします。カジノ法案が成立し、日本に実際にランドカジノが開業するのを、応援します。またカジノファンへお得な情報もご提供します。健全でリゾートライフでロハスな社交場であるカジノを応援します。
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今日のテーマは、カジノは、競馬やパチンコとは、違う、ということです。
通称カジノ法案とは、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」が正式名称であり、特定複合観光施設とは、IR=統合型リゾートと呼ばれ、IR統合型リゾートは、カジノ施設だけでなく多様なビジネス・レジャー施設の集合体となっている。
IRプロジェクトの目的は、地域の観光及び地域経済の振興に寄与するとともに、全国的な経済活性化に効果があるとされ、最終的には、カジノからのあがりで、地域に還元されるとともに、財政破綻一歩手前にある、我が国の「国家財政の、改善」に資するものとされる。
IR統合型リゾートは、国際会議場・展示施設などのMICE施設、ホテル、ショッピングモール、レストラン、劇場・映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設、温浴施設などにカジノを含んで一体となった複合観光集客施設のこと。カジノ施設だけでなく多様なビジネス・レジャー施設の集合体。
日本では、競馬など公営ギャンブル、パチンコ店といった遊技施設に対する嫌悪感をそのままカジノに結びつける人がいるが、IR統合型リゾートにおけるカジノ施設は、客層も金融経済における資金の流れも、金融経済と国家財政におけるそれが果たす役割、目的も、それらギャンブル施設とは、遥かに異なったものだ。
マカオやシンガポールの、カジノが置かれたIR統合型リゾート施設を訪れたことがある人は、IR統合型カジノリゾートが示しているイメージを、直接つかんでいる。
競馬やパチンコとは、全然ちがう。
macao / vince42
GRAND LISBOA MACAO (グランドリスボア マカオ)
マカオでカジノゲームに興じた経験があるひとの、カジノは「庶民が行くフロアを見た限りでは、大きなショッピングモールにあるゲームセンターみたいなもの」との表現は確かにそのように言えるが、その場合は、カジノの高級感は伝わらない。
そこで、ショッピングモールやパチンコホールの建物の材質とランドカジノの建物の材質との違いはズシッと違う。そしてそれ以上に、大きく違うのが、客層の違いとお金の流れの違いである。
日本人は世界でも類のないギャンブル好きで、パチンコの売上の市場規模は、すこし前まで年間約20兆円(個別ギャンブル市場としては世界最大規模)。それは富裕層ではない人と貧困層から吸い上げる資金の市場であり、これに対して、年間市場規模は1.5兆円と予想される日本のカジノは、その売り上げの「8割」は富裕層が担っているはずのものになる。
富裕層ではない人と貧困層から吸い上げる資金は、パチンコの20兆円に比べて、カジノでは、富裕層ではない人と貧困層から吸い上げる資金は、富裕層が完全に帳消しにして還元してしまう。
カジノ店にとって、ビジター客は、評判のためであり、その利益は、常連客、VIPルームの富裕層に、完全に依存している。
常連客、VIPとは、世界の富の8割以上を所有している世界の人口の2割(実は数%)のひとちたちだ。たとえばマカオの、あるカジノのその日のVIPルーム入場権利は30万香港ドル(約400万円!)のカジノチップだ。。
カジノで一晩で数百万円、数千万円、一億円規模をカジノに落としてくれる人達である。そんな彼らは、また投資家として日本に投資して、そこから膨大な利益をえようとする。
これは、日本に、お金が流れこみ、グローパル・マクロのマーケットで資金循環を好転させ始める要因となる。
そのある期間ある時期に、日本は国家財政破綻の危機をなんとか処理するワンチャンスを得ることができる。
というシナリオを、日本の統治層と財務省は持っているらしい。
お読みいただきありがとうございます。