カジノに関するトピックニュースをお伝えします。カジノ法案が成立し、日本に実際にランドカジノが開業するのを、応援します。またカジノファンへお得な情報もご提供します。健全でリゾートライフでロハスな社交場であるカジノを応援します。
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カジノの世界では、高額の賭け金で遊ぶプレーヤーは、ハイローラー (Highroller)と呼ばれる。
ハイローラーに認定される規準の賭け金額は明確なものはないが、カジノ業界の相場のイメージとしては、一晩で100万ドル以上のお金をフロントマネーとしてチャージし、高額の賭け金で長い時間遊ぶ人を「ハイローラー」と言うらしい。
つまりは、VIP客で、常連客。当然、かなりの富裕層。
ハイローラーは、ホテル代、飲食代が無料になったりする、コンプ("Complimentary"の略)と呼ばれる顧客サービスを受けられる。
ハイローラーにエントリーされるかも、というフロントマネー1万ドルでもこのコンプサービスは提供される可能性は大いにある。(ベットコインチップ一枚100万円相当とか、エントリークラスのVIPルームの入室権100万円相当とか、といった水準)
生活費が無料で、カジノ三昧の日々を続ける、プロ・ギャンブラーの道も実は開かれている。 (このコンプは、ヨーロッパのカジノではおこなわれていない。)
ハイローラーはカジノを成り立たせているカジノにとって運営のパートナーであり、ラスベガスでは売上の約50%を、マカオでは売上の70~80&を、ハイローラーがもたらしている。
フロントマネー100万ドルのハイローラーは、一晩で100万ドル(1億円)を全部、スッテしまうかというとそうではなく、負けが込むと「お客さま、このへんで」という肩たたきがあり、カジノ側は、ハイローラーへ、負けた額の数%の返金するようにして、次回も来ていただくようにしている。
フロントマネー100万ドルのハイローラーは、平均すると、90数%の還元率で、90万ドルちょっとはトントンで遊べたのであり、負けた額の10万ドルにならない額は、富裕層としてはまったく気にならないもの、のはずである。
ハイローラーには、お金をどうやって消費するか困惑している、このうえない超VIPのハイローラーがいて、このひとたちは、一晩で一億円負けても、まってく平気で、平然と常連客をつづける、ひとたちだ。
使い切れない個人資産を消費するに、もっともスリリングな反応を得られるのは、カジノの持つ歴史的な「魅力」にしか、ないのだろう。
カジノ側は、このような超VIPのハイローラーを数人確保できると、安心して経営が成り立つ。
基本的に、だから、ビジター客がどんなに大当たりしようが、BLACK JACKで慢性的に101%の還元をサービスしようが、カジノ運営側は、すこしもかまわない。
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ところで、ハイローラーには、まったく別種の、ハイローラーがいる。
それは、勝つことを初めから目的としてカジノで遊ぶひとたちで、結果として勝ち続けることで、ハイローラーとしての資金を維持できているひとたちだ。
カジノのプロって、いるの? それ、ありえるの?
はい。これがちゃんと、いるし、ありえているのである。
ラスベガスでカジノを始めて20年の、ハイローラー歴を持続させている日本人カジノのプロ・ギャンブラーが、ハイローラーXと名されて、あるオンラインビジネス誌に、インタビューされている。
おもしろいのが、このハイローラーX氏が15年前にラスベガスのカジノで知り合った、彼よりも若い日本人カジノ・ギャンブラー、に関する話だ。
この若い日本人カジノ・ギャンブラー氏は、当時、まだ二十歳ぐらいで、「日本で親に勘当されて」、手切れ金なのか、がんばれ激励金なのか、「1000万円をもらった」。そしてラスベガスにそのままやってきて、その「1000万円を元手にして“1日に10万円勝つ”」という計算あるいは戦略を日課にして、カジノを開始した。
彼は、カジノゲームを、ギャンブルではなく、「投資」として考えていたのだ。
(*競馬をギャンブルではなく「投資競馬」として考えたひとが、その世界を一変させたように。)
このハイローラーX氏のインタビュー記事、
ハイローラーXが明かす、知られざるカジノの世界 (1/5)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1012/29/news001.html
2010年12月29日 08時00分 Business Media 誠
から、引用させていただく。
『彼の言う通りに勝ち続けると、1カ月後には300万円ほどのお金が懐に入ることになる。1年後には3600万円。さらに彼は「ボクは10年間この仕事を続けて、日本に帰国して起業する」と言っていた。
彼はコンプサービスを受けていたので、ホテル代や飲食代はタダ。つまりラスベガスにいる間、ほとんどお金を使わない生活を送っていたのだ。
5年後、再び彼と会う機会があった。そのときも、まだラスベガスでギャンブルを続けていた。そして10年後には公言していた通り、日本に帰国。カジノで稼いだお金を資本に、IT企業を立ち上げ、今では上場企業の社長に登り詰めている。』
この、カジノで稼いだお金を資本に、計画通り企業を立ち上げ、今では上場企業とした彼が、10年間、どんなカジノゲームで、どのようにして、稼ぐことができたのかは、この記事では一端も知ることはできない。
しかし、ハイローラーX氏のほうは、「カジノで勝ち続ける秘けつ」を上記の記事で語っている。
■20年以上もカジノで勝ち続ける秘けつ
カジノでは、バカラをする。
なぜか?
バカラでは、『客は、バンカーが勝つと思ったらバンカーに、プレイヤーが勝つと思ったらプレイヤーに賭けなければいけない。なぜこのバカラでプレーしているかというと、
カジノで唯一、自分の下した決断で勝負できるからだ。このほかのゲームは基本的にカジノ側が勝ち負けを選ぶことができるので、私はあまりやらない。』(同記事から引用)
『カジノのギャンブルで勝ち続けることは不可能だ。ただバカラで1万ドルずつ賭けて10連敗したとする。しかし11回目で20万ドルを賭けて、そのゲームで勝てば10万ドルのプラスとなる。繰り返すが、すべてのゲームで勝つことはできない。つまり負けの回数ではなく、いかに自分の好きな数字が出たときに勝負できるかがポイントになる。』(同じく同記事から引用)
ディーラー対プレーヤーの勝負ではなく、第三者として賭ける、というのがポイントである、ようだ。
では、ディーラー対プレーヤーの勝負、と、第三者として賭ける、とは、どこがどう違う、運命と確率の事態となっているのか、まずは、そこから考え始めることにしよう。
ではでは。
お読みいただきありがとうございます。