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カジノファンのためのカジノニュース

カジノに関するトピックニュースをお伝えします。カジノ法案が成立し、日本に実際にランドカジノが開業するのを、応援します。またカジノファンへお得な情報もご提供します。健全でリゾートライフでロハスな社交場であるカジノを応援します。

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日本の国営ギャンブルからすると、カジノは、ギャンブルではない。


カジノがない国に住む日本人は、カジノギャンブルについて、多くの誤解を持っています。その誤解で最大のものが、

「カジノは他のギャンブルと同様に、大半の客が結局は負けてしまうのであり、胴元が勝つようにできている。」

と言うふうに、ギャンブルへの一般的なイメージを、カジノギャンブルについて、重ねて、持ってしまっています。

 

カジノでは、プレイヤーが負けると、カジノ運営側=胴元のディーラーが、賭け金を没収し、胴元の収入になるかのように見えますが、これは賭け金は配当の原資のなかに繰り込まれたのであり、

カジノ運営側=胴元は賭け金の数パーセントをハウスエッジとして頂くだけです。(宝くじ類は賭け金の50%以上を胴元側が持っていきますが)

カジノの胴元は、賭け金に対しては、賭け金のほんの数パーセントというハウスエッジを利益源としています。それ以外にゲームでは利益源はありません。

では、賭け金は配当の原資のなかに繰り込まれ、それから、どこに行ったのでしょうか?



カジノでは、負ける客かいると、天秤にかけるように、勝つ客がいて、カジノの賭け金は客同士のなかをぐるぐると回っていて、ー――そう、これは、金融市場と同じように、資金はぐるぐると回っているのです。

控除率、ハウスエッジ、還元率、期待値、という胴元側と客側の、それぞれの取り分の割合によっては、カジノの胴元は「場所代」相当の利益を得ているにすぎない、とも言えます。証券取引所や銀行などの手数料のようなものです。

 

(客の賭け金からの胴元の取り分を示す控除率、ハウスエッジ、を言えば、宝くじは50%以上、競馬競輪競艇は25%、パチンコは20%、ほどが胴元の収入となり、これに対してカジノはハウスエッジは最大9%ほど、各ゲームでのハウスエッジの平均で5%ほど、バカラやブラックジャックといったゲームでは賭け方によっては、1~2%にすぎない。これは場所代といったレベルにも達しないような胴元の取り分です。)


そのうちしだいに、「少しばかり努力」すれば、また長時間ゲームをしても、トータルとしてもハウスエッジを乗り越えて、「勝つ場合が多い勝つ能力をすこしばかり持った客」が、多くの負けやすい客のなかを抜け出て、現れ出すのかな、と考える事ができます。



カジノ運営側にとっては、客同士のなかを資金がぐるぐる回ること、グローバルマクロの資金循環のように、ぐるぐる回ることで、利益が上がるのです。客が勝っても負けても、とにかく賭け資金がローリング、回転することをなにより優先します。カジノ側は、客が負けることをけっして望んではいないのです。

カジノの胴元はこの資金の流れには噛むことはなく、したがって、どんなに大勝ちする超ハイローラーという目立つ客がいても、胴元はちっともかまわない。むしろ賭け金が巨額となる超ハイローラーは、勝っても賭け金の巨額に比例して巨額のハウスエッジをもたらすのであって、まさにVIP客なのです。

 

くじ類を含めた国営ギャンブルは、賭け金が客同士のなかを、グルグル回るなどということは、ありません。

それに、カジノは、他のギャンブルの、胴元独り勝ちような強欲なハウスエッジは、掛けません。

だから、

日本の国営ギャンブルからすると、カジノは、ギャンブルではない。

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あのハイローラーX氏は、バカラだけで「数百億円も稼いだ」らしい。


先日記事にしていた、あのハイローラーX氏は、実名で本も出していた。バカラだけで「数百億円も稼いだ」らしい。

ウン百億円も稼ぐ。バカラだけで。そんなひとが確実に、いるらしい。

 

実は、カジノのプロはけっこういるらしい。カジノのプロ・ギャンブラーの存在は、カジノ運営側はもちろんそれを把握している。


コンブサービスという主にVIP客への無料提供優待システムをご存知だろうか。

ホテル代、食事代はては飛行機代、極めつけはプライベートジェットでの送り迎えを、日ごろ行っていて、このような無料提供のサービスを受けられる、ハイローラー(高額をカジノに預金=デポジットして、高額を賭け続ける賭博人)という人種は、カジノ運営側にとっても最高のパートナーだ。

このような賞金稼ぎは、実は、カジノ運営側にとって利益を最高にもたらしてくれる存在であって、けっして敵ではない。

 

というのは、カジノ運営側はどこで利益を得るかといえば、客が「負けた時」の賭け金を利益とするわけではなく、客が勝っても負けてもそのどちらともの賭け金から一定の率(控除率=ゲームによって異なるが平均5%ぐらい)でゲームの仕組みのなかで自動的に天引きするのであり、カジノ運営側としたら、客が勝っても負けても客が大きく賭けて(1ゲームに1千万円、1億円とか10億円とか)くれるのが、一番のお得意さんということになる。

ということで、カジノのプロ・ギャンブラーはまさに超VIP様として扱われる。

そしてこうしたプロ・ギャンブラー、超ハイローラーの存在を、カジノ側はカジノ業界の外部に明かすことは絶対しないはず。

今回、こうした存在が、実名でカジノでの体験談をビジネス啓蒙風にしして、本を出し得たのは、彼がプロ・ギャンブラーだけの肩書ではなくなったから、ということがある。

彼は、カンボジアに構えるカジノのオーナーになってしまった。

 

で、彼の、実に生々しい、カジノのプロの実態、なぜバカラで稼ぎつづけるのが可能なのか、など、を知ることができる、その本をここに紹介して、置きます。

 

以下、amazonの販売ページから、転載です。

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http://www.amazon.co.jp/


和田史久 『勝つまでやめるな!』


内容紹介

一勝負で数億円を賭け、20年間負けなし。
日本人最強のカジノプレーヤーが語る勝利の方程式。


超ハイリスク・ハイリターンの世界で、異常ともいえるほどの勝率を誇る日本人がいます。彼の名は和田史久。世界中のカジノでバカラに興じ、これまで勝った金額の合計は数百億円。その圧倒的強さゆえに「日本人最強のバカラプレーヤー」として知られています。

・・・・・・・・・・

では、いったいどうやって和田氏はカジノで勝ちつづけてきたのか。本書ではその秘密、「絶対に勝てる方法」を本人に解説してもらいます。

本書を読めば「勝負強さ」とは何なのか、「運がいい人」と「運の悪い人」の違いはどこにあるか、そして人生における「必勝法則」がわかるはずです。

 

著者について

わだ・ふみひさ 日本人最高額のハイローラー(カジノの高額プレーヤー)、経営者。 1963年、滋賀県生まれ。

中学卒業時に身長が185センチもあり、その恵まれた体格を活かして高校から柔道を始める。その後、頭角を現しインターハイや国体などで優勝。オリンピック強化指定選手に選ばれるも、最終選考の大会で3位となり、オリンピック柔道代表の座を逃す。

大学卒業後は警察官の道へ。しかし、数年間勤めた後に退職して不動産業を始め、バブルの波にも乗りビジネス的に大成功を収めた。

後に700億円の負債を抱えるなどの危機にも見舞われるが、持ち前の勝負強さでこれを乗り切り、現在では警備会社や健康食品会社などの企業十数社で会長を務め、経営に携わっている。

 

カジノ通いを始めたのは会社を経営するようになってからで、今では暇さえあれば世界中のカジノに出没し、バカラに興じている。しかも20年間ほぼ負けなしという驚異の勝率を誇り、一度に数億円賭けることもある。

過去には一勝負で30億円も勝ったことがあり、これまでに数百億円はカジノで稼いでいるため、名実ともに日本人最強のバカラプレーヤーとして世界中のカジノで知られている。

2012年にはカンボジアに自身がオーナーを務めるカジノがオープンし、日本人初のカジノオーナーかつ世界で初めてのプレーヤー出身のカジノオーナーとなった。


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転載終り

 

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マカオのカジノ、ミニマムベットの平均、3万円超え。


オンラインカジノ紹介では有名な日本の『リゾカジ』というサイトで、マカオのカジノのミニマムベットの最近の動向に関するニュースを伝えていた。


ミニマムベットとはカジノテーブルなどのゲームするときのすべての台に個々に設定してある最低賭け金額で、その額以上を賭けて遊んでね、ということで、最低賭け金額は、カジノ資金はいくらぐらい用意したらカジノで遊べるのか、の目安になるもの。

旅行や用事のついでにカジノに立ち寄った以外の、初めからカジノを目的にラスベガスやマカオに行くのなら、まず、そのカジノリゾートの、ミニマムベット(最低賭け金額)の最新の状況をあらかじめ把握しておかなくては、べガスやマカオには行けないとさえ言える。


『リゾカジ』が伝えた「マカオの今年2014年夏」のミニマムベットの設定相場ニュース。これはどこかのニュース記事を転載したものと思われるが、元記事の所在は記していない。


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転載はじめ


マカオのカジノ、ミニマムベットの平均270ドル超え
http://www.resocasi.com/news#1136

 2014/10/31


「ラスベガスの7倍、450億ドルのゲーミング市場であるマカオでは、ミニマムベットが65ドル以下のテーブルを見つけることは難しい。

コンサルティング会社のCLSAによると、VIP客向けではない一般のゲーミングテーブルでの平均ミニマムベット(最低賭け金額)は270ドルで、ギャラクシーマカオに至っては320ドルにも上るという。

フィリピンの10ドル、ラスベガスやオーストラリア、韓国の20ドルと比べると文字通り桁違いである。好景気のシンガポールでさえ50ドルと5分の1以下である。」

転載おわり
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ところが、2014/10/31のこの記事以前に、マカオのミニマムベットの現状を言っていた記事があった。


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転載はじめ

http://www.初めてのマカオカジノ.com/

カジノ資金は、今のマカオの相場では、いくら用意すべき?
2014/09/30


「2014年の夏、マカオカジノでは現在、主流ゲームのバカラの一般客のテーブル(平台)では、ミニマムベット1000HKD(約13500円)~2000HKDのテーブルが主流です。
 
1勝負で数万円から十数万円に相当するチップを、平均的賭け金額ゾーンとして賭けている状況です。」


転載おわり
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その後このサイトは

マカオのカジノ、ミニマムベット(最低賭け金)の平均、3万円超え。

2014/11/24

というタイトルで、マカオのミニマムベットに関する当該記事の情報元の英字サイトの記事をとりあげています。以下はその記事の一部を転載。


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転載はじめ

Sky-high minimum bets under scrutiny
精密な調査によるとマカオのミニマムベットは天井にある
 
 João Santos Filipe | 28/10/2014

http://macaubusinessdaily.com/Gaming/Sky-high-minimum-bets-under-scrutiny

 
(ここに記載ある英字記事を当管理人が転載省略)
(以下の文は英字記事の和訳になっています)


「業界ウォッチャーCLSAは、マカオのカジノ参加料が「天井」であると言います。
 
 
マカオのカジノテーブルの最小ベット額は、CLSAの報告によると、ラスベガスやオーストラリアに比べて10倍以上大きい値に達している。
 
しかし、プレーヤーのための良いニュースは、予見可能な将来値が安定したままの可能性があるということである。
 
ラスベガス、オーストラリアに比べて10倍以上高い「最小ベット」は今、天井レベル「270米国ドル」に達しており、 「木が空に成長し、それがさらに最小賭けを増やすことは非常に困難であり、今後はありません」と報告書は述べている。」
 
 
 
CLSAの文書によると、ラスベガスとオーストラリアの最低ベットは同じくらいで、20US$(155HK$)、これがマカオでは、桁が違う、2000HKドルレベルの、270US$(2094HKドル)となっている。


転載おわり 
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『リゾカジ』が伝えたニュース記事にあった「コンサルティング会社のCLSA」による報告書が、オリジナル情報だったわけです。

CLSAは、マカオに所在するカジノ業界コンサルティング投資会社。


いずれにしても、マカオのカジノリゾートは、どういうつもりなんでしょうね。
他の国にあるカジノのミニマムベットと完全にバランスがとれません。


 

 

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カジノVIP客、ハイローラー、そこに投資カジノのプロギャンブラーがいる。

カジノの世界では、高額の賭け金で遊ぶプレーヤーは、ハイローラー (Highroller)と呼ばれる。

ハイローラーに認定される規準の賭け金額は明確なものはないが、カジノ業界の相場のイメージとしては、一晩で100万ドル以上のお金をフロントマネーとしてチャージし、高額の賭け金で長い時間遊ぶ人を「ハイローラー」と言うらしい。

つまりは、VIP客で、常連客。当然、かなりの富裕層。


ハイローラーは、ホテル代、飲食代が無料になったりする、コンプ("Complimentary"の略)と呼ばれる顧客サービスを受けられる。

ハイローラーにエントリーされるかも、というフロントマネー1万ドルでもこのコンプサービスは提供される可能性は大いにある。(ベットコインチップ一枚100万円相当とか、エントリークラスのVIPルームの入室権100万円相当とか、といった水準)



生活費が無料で、カジノ三昧の日々を続ける、プロ・ギャンブラーの道も実は開かれている。 (このコンプは、ヨーロッパのカジノではおこなわれていない。)

 

ハイローラーはカジノを成り立たせているカジノにとって運営のパートナーであり、ラスベガスでは売上の約50%を、マカオでは売上の70~80&を、ハイローラーがもたらしている。

フロントマネー100万ドルのハイローラーは、一晩で100万ドル(1億円)を全部、スッテしまうかというとそうではなく、負けが込むと「お客さま、このへんで」という肩たたきがあり、カジノ側は、ハイローラーへ、負けた額の数%の返金するようにして、次回も来ていただくようにしている。

フロントマネー100万ドルのハイローラーは、平均すると、90数%の還元率で、90万ドルちょっとはトントンで遊べたのであり、負けた額の10万ドルにならない額は、富裕層としてはまったく気にならないもの、のはずである。

 

ハイローラーには、お金をどうやって消費するか困惑している、このうえない超VIPのハイローラーがいて、このひとたちは、一晩で一億円負けても、まってく平気で、平然と常連客をつづける、ひとたちだ。

使い切れない個人資産を消費するに、もっともスリリングな反応を得られるのは、カジノの持つ歴史的な「魅力」にしか、ないのだろう。


カジノ側は、このような超VIPのハイローラーを数人確保できると、安心して経営が成り立つ。

基本的に、だから、ビジター客がどんなに大当たりしようが、BLACK JACKで慢性的に101%の還元をサービスしようが、カジノ運営側は、すこしもかまわない。


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ところで、ハイローラーには、まったく別種の、ハイローラーがいる。

それは、勝つことを初めから目的としてカジノで遊ぶひとたちで、結果として勝ち続けることで、ハイローラーとしての資金を維持できているひとたちだ。


カジノのプロって、いるの? それ、ありえるの?


はい。これがちゃんと、いるし、ありえているのである。

 

ラスベガスでカジノを始めて20年の、ハイローラー歴を持続させている日本人カジノのプロ・ギャンブラーが、ハイローラーXと名されて、あるオンラインビジネス誌に、インタビューされている。

おもしろいのが、このハイローラーX氏が15年前にラスベガスのカジノで知り合った、彼よりも若い日本人カジノ・ギャンブラー、に関する話だ。

この若い日本人カジノ・ギャンブラー氏は、当時、まだ二十歳ぐらいで、「日本で親に勘当されて」、手切れ金なのか、がんばれ激励金なのか、「1000万円をもらった」。そしてラスベガスにそのままやってきて、その「1000万円を元手にして“1日に10万円勝つ”」という計算あるいは戦略を日課にして、カジノを開始した。


彼は、カジノゲームを、ギャンブルではなく、「投資」として考えていたのだ。

(*競馬をギャンブルではなく「投資競馬」として考えたひとが、その世界を一変させたように。)


このハイローラーX氏のインタビュー記事、

ハイローラーXが明かす、知られざるカジノの世界 (1/5)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1012/29/news001.html
2010年12月29日 08時00分  Business Media 誠
 
から、引用させていただく。


『彼の言う通りに勝ち続けると、1カ月後には300万円ほどのお金が懐に入ることになる。1年後には3600万円。さらに彼は「ボクは10年間この仕事を続けて、日本に帰国して起業する」と言っていた。
 
 彼はコンプサービスを受けていたので、ホテル代や飲食代はタダ。つまりラスベガスにいる間、ほとんどお金を使わない生活を送っていたのだ。
 
 5年後、再び彼と会う機会があった。そのときも、まだラスベガスでギャンブルを続けていた。そして10年後には公言していた通り、日本に帰国。カジノで稼いだお金を資本に、IT企業を立ち上げ、今では上場企業の社長に登り詰めている。』

 

この、カジノで稼いだお金を資本に、計画通り企業を立ち上げ、今では上場企業とした彼が、10年間、どんなカジノゲームで、どのようにして、稼ぐことができたのかは、この記事では一端も知ることはできない。

しかし、ハイローラーX氏のほうは、「カジノで勝ち続ける秘けつ」を上記の記事で語っている。


■20年以上もカジノで勝ち続ける秘けつ
 
カジノでは、バカラをする。


なぜか?

バカラでは、『客は、バンカーが勝つと思ったらバンカーに、プレイヤーが勝つと思ったらプレイヤーに賭けなければいけない。なぜこのバカラでプレーしているかというと、

カジノで唯一、自分の下した決断で勝負できるからだ。このほかのゲームは基本的にカジノ側が勝ち負けを選ぶことができるので、私はあまりやらない。』(同記事から引用)


『カジノのギャンブルで勝ち続けることは不可能だ。ただバカラで1万ドルずつ賭けて10連敗したとする。しかし11回目で20万ドルを賭けて、そのゲームで勝てば10万ドルのプラスとなる。繰り返すが、すべてのゲームで勝つことはできない。つまり負けの回数ではなく、いかに自分の好きな数字が出たときに勝負できるかがポイントになる。』(同じく同記事から引用)

 

ディーラー対プレーヤーの勝負ではなく、第三者として賭ける、というのがポイントである、ようだ。

では、ディーラー対プレーヤーの勝負、と、第三者として賭ける、とは、どこがどう違う、運命と確率の事態となっているのか、まずは、そこから考え始めることにしよう。

 

ではでは。
お読みいただきありがとうございます。

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グローバル資本にとって「ジャパン・カジノ」の繁栄は規定事項

グローバル資本にとって、ジャパン・カジノの市場は、これから世界的にデフレに入るこの時期に、地上に残された数少ない巨大な投資先となることが、見込まれている。


欧州は、ユーロ危機から回復しないまま、デフレに入っている。
イギリスで、「スーパーカジノ」構想がとん挫し、
スペインでも、ラスベガスサンズ社の、3兆円のユーロベガス構想キャンセルがあった。

グローバル資本にとって、新規のカジノ市場は、台湾と日本ということになる。
とくに、日本のカジノは巨大な市場になるのは、グローバル資本にとって規定事項となっているようだ。

 

『東京でカジノを開設すると総売り上げが年間で約1兆5000億円。それを見込んでここに来て米ラスヴェガス系ファンドが5000億円を投資することを約束してきた。
 
今月(12月)になってこんな非公開情報を耳にした私は「いよいよその時が来た」と身震いした。』
という話で始まる原田 武夫氏の記事、

東京カジノ利権に群がるグローバル・マネーの闇 
現代ビジネス 2013年12月12日

によると、

グローバル・マクロの資金循環を検証の場とした情報リテラシーの形成方法を世に広める原田 武夫氏は、「日本におけるカジノの開設」という問題を3年ほど前から追っているということで、そこにはそのきっかけとなった、ある出来事があった。


原田氏は、3年ほど前、偶然にも、世界的な監査系コンサルティングファームであるPwC(プライスウォーターハウスクーパース)による「カジノ・レポート」を読む機会があり、そのときに、世界のカジノ売上げ予測の項に、「2015年からは日本でもカジノ産業が売上を立てている」と明記されているのを、発見した。

この「カジノ・レポート」では、2014年までの間は「N/A」。すなわち「数値不明」としているのに、「2015年」という欄に、「我が国でもカジノで売上が立っている」ことが明確に書かれていた、ということである。


なぜ、今、カジノ解禁なのか ?

『「一体、何がきっかけとなって我が国にカジノが設置されることになるのか」---この余りにも不思議な記述を読んで以来、私の頭はこのことから離れなくなってしまったのだ。』


日本は、長く、国営以外の賭博をご法度にしてきた(特殊処置のパチンコはあるが)。
しかし、ついに、
我が国にカジノが設置される、という動き、このことの原因、理由とは何なのか。

 

それを、ここにきて、原田氏は、日本の国家財政のデフォルト危機というものに対して、日本の統治層と財務省がそうした政策(カジノ推進)を採らざるを得ないのであり、そうした政策への外国勢のかなり強烈な投資圧力がある、からであろうということを、言うようになった。


原田武夫氏は、日本のデフォルト危機を次のように考える。


『「我が国がデフォルトする? そんなことはあり得ない。財務省が増税をするために世論を誘導しているに過ぎない、架空のストーリーだ。
こうした反論は全くもってグローバル・マネーの実態を知らない、お気楽な議論だ。』

『放っておくと米欧のヘッジファンドや投資銀行たち、すなわち「越境する投資主体」たちはそうした苦境に陥った我が国の国債をある時から一斉に空売り(ショート)し始める危険性がある。

この点についても「これまで何度も試みられたが失敗に終わった。だから今後も無理だ」と述べる者たちが後を絶たないが

「過去は過去、今は今、そして未来は未来」なのがマーケットの現実だ。』

 

国家も財政破綻の危機にあるときは、「財政調整(fiscal adjustment)」や「債務交換(debt swap)」の政策をとらなくてはならない。

ご法度としてきたカジノを推進し設置することは、「財政調整」にあたる。

「やれることは全部やれ」ということ。

 

外国勢からしたら、日本が、2012年から15年に、団塊の世代が年金を受給し始める時期に、国家財政の最初の危機を迎えるはずで、そこから、日本がカジノ合法化に踏み込むのはまったく自明のことだったはずだ。


日本でこれから浮上する巨大なカジノ・マーケットをどのように自分の利権とするかで、外国勢はすでに凌ぎを削り始めている。


もちろん、鳴り物入りで巨額を投資しても、日本でのカジノはうまくいくのか。そこに失敗のリスクはないのか、という議論が日本にもあるが、

グローバルマクロの資金循環における、これからの投資先として、

『グローバル・プレイヤーにとって「ジャパン・カジノ」の繁栄は規定事項』なのだ。』


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大阪府:ラスベガスの運営企業など協議、5000億円規模カジノ構想

1月22日(ブルームバーグ):

『経済活性化の起爆剤としてカジノ誘致を目指す大阪府が、米ラスベガスに本拠を置く運営企業シーザーズ・エンターテインメント やゲンティン・シンガポール と計画立案で協議し、予定投資額を5000億円規模と見積もっていることが分かった。
カジノ法案が成立し誘致に成功した場合、この2社を含む国際的な企業から運営者が選ばれる可能性が高い。』

 

カジノ世界最大サンズ、日本事務所開設 100億ドル投資も視野

2月24日(ブルームバーグ):

『世界最大のカジノ運営企業ラスベガス・サンズ は 日本進出のために事務所を開設し、人材を採用する。
100億ドル(約1兆円)を 投資する用意があることも明らかにした。

来日中のシェルドン・アデルソン最高経営責任者(CEO)が都内の会見で述べた。
同氏は日本国内で東京と大阪でのカジノリゾート建設に関心があると述べ、
100億ドルの投資も辞さないとした。』


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原田 武夫氏の元記事はこちらから。

東京カジノ利権に群がるグローバル・マネーの闇
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37777
2013年12月12日(木) 現代ビジネス 
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所(IISIA)原田 武夫


お読みいただきありがとうございます。

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IR統合型リゾート整備推進、通称カジノ法案は、財政破綻が近い日本の危機回避策。

今日のテーマは、カジノは、競馬やパチンコとは、違う、ということです。


通称カジノ法案とは、「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律案」が正式名称であり、特定複合観光施設とは、IR=統合型リゾートと呼ばれ、IR統合型リゾートは、カジノ施設だけでなく多様なビジネス・レジャー施設の集合体となっている。

IRプロジェクトの目的は、地域の観光及び地域経済の振興に寄与するとともに、全国的な経済活性化に効果があるとされ、最終的には、カジノからのあがりで、地域に還元されるとともに、財政破綻一歩手前にある、我が国の「国家財政の、改善」に資するものとされる。


IR統合型リゾートは、国際会議場・展示施設などのMICE施設、ホテル、ショッピングモール、レストラン、劇場・映画館、アミューズメントパーク、スポーツ施設、温浴施設などにカジノを含んで一体となった複合観光集客施設のこと。カジノ施設だけでなく多様なビジネス・レジャー施設の集合体。

 

日本では、競馬など公営ギャンブル、パチンコ店といった遊技施設に対する嫌悪感をそのままカジノに結びつける人がいるが、IR統合型リゾートにおけるカジノ施設は、客層も金融経済における資金の流れも、金融経済と国家財政におけるそれが果たす役割、目的も、それらギャンブル施設とは、遥かに異なったものだ。


マカオやシンガポールの、カジノが置かれたIR統合型リゾート施設を訪れたことがある人は、IR統合型カジノリゾートが示しているイメージを、直接つかんでいる。

競馬やパチンコとは、全然ちがう。



macao
macao / vince42

GRAND LISBOA MACAO (グランドリスボア マカオ)


マカオでカジノゲームに興じた経験があるひとの、カジノは「庶民が行くフロアを見た限りでは、大きなショッピングモールにあるゲームセンターみたいなもの」との表現は確かにそのように言えるが、その場合は、カジノの高級感は伝わらない。

そこで、ショッピングモールやパチンコホールの建物の材質とランドカジノの建物の材質との違いはズシッと違う。そしてそれ以上に、大きく違うのが、客層の違いとお金の流れの違いである。

 

日本人は世界でも類のないギャンブル好きで、パチンコの売上の市場規模は、すこし前まで年間約20兆円(個別ギャンブル市場としては世界最大規模)。それは富裕層ではない人と貧困層から吸い上げる資金の市場であり、これに対して、年間市場規模は1.5兆円と予想される日本のカジノは、その売り上げの「8割」は富裕層が担っているはずのものになる。


富裕層ではない人と貧困層から吸い上げる資金は、パチンコの20兆円に比べて、カジノでは、富裕層ではない人と貧困層から吸い上げる資金は、富裕層が完全に帳消しにして還元してしまう。

カジノ店にとって、ビジター客は、評判のためであり、その利益は、常連客、VIPルームの富裕層に、完全に依存している。



The Venetian Macao Resort HotelThe Venetian Macao Resort Hotel / Dennis Wong
The Venetian Macau  ザ・ベネチアン・マカオ  カジノ


常連客、VIPとは、世界の富の8割以上を所有している世界の人口の2割(実は数%)のひとちたちだ。たとえばマカオの、あるカジノのその日のVIPルーム入場権利は30万香港ドル(約400万円!)のカジノチップだ。。


カジノで一晩で数百万円、数千万円、一億円規模をカジノに落としてくれる人達である。そんな彼らは、また投資家として日本に投資して、そこから膨大な利益をえようとする。

これは、日本に、お金が流れこみ、グローパル・マクロのマーケットで資金循環を好転させ始める要因となる。


そのある期間ある時期に、日本は国家財政破綻の危機をなんとか処理するワンチャンスを得ることができる。

というシナリオを、日本の統治層と財務省は持っているらしい。

 

お読みいただきありがとうございます。

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監督&主演ベン・アフレックの映画『アルゴ』の背景に、極秘の裏現代史がある。

5月はじめに、オスカー監督&俳優ベン・アフレック(Ben Affleck)が、ブラックジャックで「カード・カウンティング」を使いカジノから出入り禁止か、という詳細はよくわからないニュースが流れていた。

昨年の3月のはじめ、彼が監督した映画『アルゴ』Argoは、アカデミー作品賞を獲得している。

この映画は、CIAの実話を描いたものだ。

スパイは実生活でも、カジノをやりたがるだろうなと、推測する。その意味で監督&俳優ベン・アフレックの、カジノでの禁じ手「カード・カウンティング」の使用は、

彼の知能のサスペンスであり、彼の知性とサスペンス力量はスパイ並みを物語り、よって『アルゴ』の主人公CIAの実在の実生活をもったスパイには、ふさわしい。

とそういう、連想というか妄想が成立する。


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アルゴ」とは、こんな映画。

アメリカが18年間封印した機密情報が解除されて、一部では知られつつあった、1979年に起きたイランでのアメリカ大使館人質事件、そこでの隠された救出劇。

CIA史上、最もありえない人質救出作戦、それは、ウソの“映画製作”だった――。


STORY
 
1979年11月。イラン革命の嵐が吹き荒れるなかで、反国王派がアメリカ大使館を襲撃、
52人のアメリカ人を捕獲し、444日間拘束した。当日大使館にいた6人のアメリカ外交官が脱出し、密かにカナダ大使の住居に避難する。映画は、CIAによるこの6人救出の物語だ。

それは、CIA史上もっともバカバカしい、奇想天外の喜劇的、作戦だった。


CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデス(ベン・アフレック)が呼ばれた。トニーの“名案”は、ウソの映画を企画し、6人をロケハンに来た撮影スタッフに仕立て上げ、出国させるという作戦。

特殊メイクの第一人者で、『猿の惑星』でアカデミー賞に輝いたジョン・チェンバース(ジョン・グッドマン)が協力、瞬く間にプロデューサーと脚本が用意され、SFファンタジー『アルゴ』の盛大な記者発表が行われた。

イランどころかアメリカまでも欺き、タイムリミット72時間のハリウッド作戦が始まった! ところが――絶対にバレると反発する6人、脱出者がいることに気づくイラン、緊迫のなかCIAから作戦中止の命令が! 果たして6人の命の行方は――?

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実話としては、この救出劇は成功し、外交官6人はカナダに脱出できた。そこでカナダ政府とCIAとメディアは、この救出劇を機密扱いにした。

映画の題材としては、ハリウッドがやらないはずはないし、監督と主演がスパイの頭脳をもったベン・アフレックだし、大ヒットまちがいなし、ということだった。

おまけに、今の時代が、イランやシリア攻撃するのか、にシンクロしていた。


映画は、CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデス(ベン・アフレック)のドキュメンタリー調を加えたヒーローサスペンスものだった。この作品封切りののち、イランの映画制作関係者が、イランでのアメリカ大使館人質事件を正反対の立場から見た映画を作る、と表明している。

 

ところで、このイランでのアメリカ大使館人質救出作戦には、トニー・メンデスによる救出劇とは違った、実は、アメリカの政治家とCIAによるイラン革命政府側との、"談合劇"があり、この"談合劇"が、ばかばかしいものでしかないハリウッド的救出劇を成立させた、という裏があったのである。

これは、映画ファンの知らない、国際情報マニアや企業家の一部しか知らない話だ。


国際政治の裏側、敵対勢力のホメイニとレーガンが"談合していた"、について記事を2件。

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(転載開始)


BLOGOS
http://blogos.com/article/60377/
橘玲
2013年04月17日 08:33


映画『アルゴ』の裏には、もうひとつの隠された現代史があった!?
 

映画『アルゴ』は、1979年のイラン革命の混乱のなかで起きたアメリカ大使館人質事件を題材としたアメリカ映画で、第85回アカデミー賞作品賞を受賞した。
 
イスラム過激派の学生たちがアメリカ大使館を占拠する直前、6人の大使館職員が裏口から脱出し、カナダ大使の公邸に匿われる。人質救出を専門とするCIA工作員トニー・メンデス(ベン・アフレック)は、『アルゴ』という架空のSF映画の制作を理由に単身イランに潜入し、6人を映画のスタッフに偽装させて死地からの脱出を試みる、というのがストーリーだ。良質の愛国映画である同時に、隠された現代史を発掘したことが他の有力候補を抑えてアカデミー賞を獲得した理由だろう。
 
ところでこの映画を観て、なぜこんな荒唐無稽な作戦が成功したのか、疑問に思わなかっただろうか?
 


1981年1月16日、ルクセンブルクの金融情報会社に勤めるエルネスト・バックスは奇妙な依頼を受けた。米系金融機関がタックスヘイヴンに保有する口座から総計700万ドルの有価証券を引き出し、アルジェリア国立銀行を通じてイランの首都テヘランにある銀行に入庫してほしいというのだ。エルネストが驚いたのは、取引の内容だけではない。

依頼主がFRBとイングランド銀行、すなわちアメリカとイギリスの中央銀行だったからだ。
 
エルネストが当時勤務していたのはセデルという会社で、現在はクリアストリームと名前を変えている。セデルはライバルであるユーロクリアとともに、国境を越えた有価証券の決済を行なう“クリアリング機関”の最大手だった。
 

エルネストはこの取引を、テヘランのアメリカ大使館に拘束されていた人質を解放するための資金の一部だと説明された。

米国政府はこの事件の解決を目指したが、イランへの身代金の支払いを一貫して否定しており、そのため目につきやすい電信送金ではなく、有価証券の移管という手法を採用した。
それもチェースマンハッタン銀行とシティバンクのタックスヘイヴン口座から出庫した有価証券を、アルジェリアの国立銀行を経由してイランの金融機関に入庫するという手の込みようだった。
 

エルネストはこの複雑な取引(イランの銀行はセデルのメンバーですらなかった)を首尾よくやりとげ、高い評価を得た。だがそれから数年後に、自分が体よく利用されたと気づくことになる。
 


1980年11月、ロナルド・レーガンは現職のジミー・カーターを破って第40代アメリカ大統領の座を射止めた。この選挙中、レーガンと共和党幹部にとって最大の懸案はテヘランの大使館人質事件だった。大統領選前に人質が解放されてしまえばカーター陣営の大きな外交成果となり、レーガンの当選は覚束なくなる。

そこで共和党陣営は、ホメイニのイランと秘密裏に交渉を行ない、大統領選後まで人質を拘束する代償として、莫大な額の資金提供を約束したのだ。
 


エルネストは後に、自らが設計した決済ネットワークが不正な目的に利用されていることを批判し、疎まれてセデルを去ることになる。その後、金融ブローカーやコンサルタント、食肉協同組合の組合長などを転々としながら、独力で集めた情報をもとにクリアリング機関がマネーロンダリングの道具となっている実態を告発していく。こうして私たちは、エルネストの数奇な体験を知ることになった……。
 
参考文献:エルネスト・バックス、ドゥニ・ロベール『マネーロンダリングの代理人』
 


エルネストの告発が事実だとするならば、イラン革命政府は、突発的に起きたアメリカ大使館占拠事件を早期に解決し人質を解放するつもりだったが、レーガン陣営からの資金提供の約束と引き換えに、国際社会の批難に耐えて、アメリカ大統領選まで人質を拘留しなければならなくなった。このような状況で、6人のアメリカ人がカナダ大使公邸に隠れていることを知ったらどうするだろう。

 
イラン革命政府にとっても、レーガン陣営からの資金提供はぜったいに表に出してはいけない極秘事項だ。イスラム過激派や革命防衛隊に疑われないようにするためには、大使館から逃げた6人のアメリカ人の出国を認めるようなことはできない。
 
しかしその一方で、暴走した過激派がカナダ大使公邸に押し込み、アメリカ人を公開処刑するようなことになれば、国際社会での評判は回復不能なまでに傷つくことになる。イラン革命政府にとっても、レーガン陣営にとっても、6人のアメリカ人を穏便に国外に出すことは最重要の課題だった。
 


そんなとき、1人のCIA工作員が、映画のロケハンを偽装して6人を救出するという突飛なアイデアを持ってくる。それを知った(レーガン陣営と通じる)CIAや国務省の幹部は、まともに考えれば実現できるはずはないこの作戦を利用して懸案を解決することを思いついた。
 
彼らは、潜入する工作員や作戦にかかわるCIA職員にはいっさい知らせることなく、この計画をイラン革命政府の最高幹部に伝えた。そして革命政府は、過激派や革命防衛隊にさとられることなく、この作戦を背後から支援して、自らの面子を保ちながらやっかいなアメリカ人を国外に退去させようとした……。
 


このように考えると、革命直後のテヘランでSF映画を撮影するという荒唐無稽な話にトルコのイラン大使館がビザを発給し、文化省がテヘランでのロケハンをあっさり許可し、6人が偽造パスポートで出国しようとしたときにビザを発給した大使館に確認すらしなかった理由がわかる。すべては最初から仕組まれていたのだ。
 
真実を知らされていなかったのは、主人公のCIA工作員と、映画制作に協力した当時のカーター大統領だけだった。
 
レーガンがカーターを破って米国大統領に当選した2ヵ月後、米国大使館の人質は444日ぶりに解放された。

 

その後もレーガン政権とイラン革命政府との関係は続き、イランに秘密裏に武器を売却した資金でニカラグアの反政府組織「コントラ」を援助するCIAの大規模な作戦が行なわれた。このイラン・コントラ事件は1986年に発覚し、世界を揺るがす一大スキャンダルとなった。
 


『アルゴ』の裏にある、もうひとつの権謀術数の現代史を想像すると、よりいっそう映画を楽しめるのではないだろうか。
 
PS:いちおう断わっておくと、これはあくまでも歴史推理で、事実だと主張するわけではありません。


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松 田 英 貴 Defense Consultant 公式ブログ
http://matsudahideki.blog.players.tv/article/59643098.html

2012年10月29日

オクトーバーサプライズ ハリケーン「サンディ」


オクトーバーサプライズ(October surprise)は、アメリカ合衆国大統領選挙が実施される年の10月におこるとされている事件を示す。11月の本選挙直前におきる現象であるため、少なからず影響を与えるのではないかという指摘がある。最も注目を浴びたのが1980年アメリカ合衆国大統領選挙であり、この選挙以降米マスメディアの間で「10月の驚く出来事」という意味で頻繁に使われるようになった。

1980年アメリカ合衆国大統領選挙では、現職ジミー・カーター大統領(民主党)とロナルド・レーガン候補(共和党)の間で接戦が繰り広げられていた。当時米国は、イラン革命で過激派の学生によりテヘランのアメリカ大使館が占拠され、大使館員52人が人質にとられるという試練を抱えていた(イランアメリカ大使館人質事件)。1980年4月、米デルタ・フォースによる人質救出作戦は失敗し、2期続投を目指すカーター政権への大きな打撃となった。このため、カーター政権の外交姿勢を「弱腰」と批判する共和党を勢いづかせる結果となった。

この事件に関して、ロナルド・レーガン政権の副大統領へ転身を企むジョージ・H・W・ブッシュとレーガンの選挙チーム責任者ウイリアム・ケイシー(後のCIA長官)が、1980年10月18、19日にパリで密かにイラン政府関係者と会談し、ホメイニ他イラン政府関係者に賄賂と武器供給を約束し、人質解放時期をレーガン大統領就任時まで延長するように交渉したという疑惑があるとされる。この交渉の目的は、カーターの在任中に人質事件を解決させないことで彼の人気を落とし、レーガン大統領就任時に人質解放を実現することで「強いレーガン大統領」を演出することであったとされる。

結局、この選挙でカーターは敗北し、1981年1月20日、ロナルド・レーガンが第40代アメリカ合衆国大統領に就任した。同日、人質となっていたテヘランのアメリカ大使館員らも無事解放され、生還した。


(転載おわり)

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いやあ、国際情勢というのは奥が深い。

いやいや、敵同士が"談合"、というキーワードで、なにごとも考えれは、あんがい、単純なのかも。

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長崎県知事、ハウステンボス周辺にカジノの統合型リゾート誘致の考え表明。

カジノ法案の成立がしだいに目に見えだす、今日このごろですが、

現実性を帯びてきた、日本でのカジノ、どこになる?

ということですが、「ハウステンボス周辺にカジノを」。

これを、まず、このサイトは、応援しますぞ。

 

長崎県知事、ハウステンボス周辺にカジノを
2014/03/04  47ニュース より

『長崎県の中村法道知事は4日の県議会で、テーマパークのハウステンボス (同県佐世保市)周辺にカジノを含む統合型リゾート施設を誘致する考えを 表明した。
 「県民組織を発足させ、合意形成や国への働きかけに全力で取り組む」 と述べた。6月補正予算案に関連経費を盛り込む方針だ。

長崎県はカジノの立地が雇用確保や観光振興につながると期待し、誘致の可能性を 有識者会議で議論してきた。

有識者会議が周辺環境悪化の恐れを指摘したことを念頭に、中村知事は「治安や 青少年教育への影響を最小化するため、具体策を検討する」と強調した。』

ハウステンボスで人気のあるスポット

DSC_1045DSC_1045 / gtknj

 

カジノを含む統合型リゾートというのは、いいかもしれない。


統合型リゾートという集客戦略ですでに、カジノをとらえ、
ハウステンボスは、すでに動き出し、公海上でのカジノクルーズを運行していた。


実は、ハウステンボスは、子会社の HTBクルーズが運航する長崎―上海航路の「オーシャンローズ号」就航の2011年11月3日の第1便から,船上カジノをはじめていた。パナマ船籍であり、公海上ではパナマの法律が適用されカジノ営業が可能になるとのこと。


「オーシャンローズ号」


しかし、尖閣問題の影響はことのほか大きく、2013年1月には、この運行をわずか1年2ケ月で断念。「オーシャンローズ号」を3年間、外国に貸し出すことにした。

 

以前から、ハウステンボは東アジアからの客が落ち込んでいて、カジノというのは、その点、起爆剤になりうる。尖閣問題が今までの状態より改善されたら、カジノで東アジアからの訪問客は増える。

最近のハウステンボスは、キッズを集客するテーマパークと、入場無料のフリーゾーンの滞在型リゾートに分割されているようだ。集客のセグメントに以前のあいまいなところが無い。これが、黒字化をもたらした理由なのだろう。

集客のセグメントとして、カジノ誘致ー世界の富の99%を所有しているか動かしている富裕層が、お金を使ってくれる滞在型リゾート、という戦略は合理性がある。

 

創業者の神近義邦氏の、初めにあった、滞在型リゾートというコンセプトにも、合っている。

さて、ここでハウステンボス創業者の神近義邦氏のことに触れておきたい。

 

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ハウステンボスが、1992年 3月25日、神近義邦氏のもとで、開業した頃、同郷である村上龍が『長崎オランダ村』という小説を出して、ハウステンボス開業を側面から応援している。知られているように、神近義邦氏はハウステンボスの前に、1982年に、テーマパーク長崎オランダ村を創業していた。

オランダというテーマは同じだが、ハウステンボスは、環境浄化と滞在型リゾートそしてそれ自身が歴史をもつ土地になるため町名を持つ、というのをコンセプトに、長崎オランダ村を、スケールアップした。

しかし1992年は、バブルが破裂した影響の始まりにあたっていた。東京ディズニーランド以外は、日本全国のほとんどのテーマパークは破産に向かってしまった。
ハウステンボスの環境浄化というのは時代の先端だったが、テーマパークそれも滞在型は、需要が縮小した。

 

その後の、ハウステンボスの沿革は次のようになっている。


2000年 6月 業績不振のため経営支援と引き替えに創業者の神近義邦が代表取締役社長を辞任。

2003年 2月26日 会社更生法の適用を申請。
 9月 支援企業が野村プリンシパル・ファイナンス(野村ホールディングスのベンチャーキャピタル)に決定。

2010年 1月 エイチ・アイ・エス(H.I.S.)による支援が正式決定。
 4月、同社会長の澤田秀雄がハウステンボス社長に就任。
エイチ・アイ・エス(H.I.S.)が中心となる新たな経営再建が開始され、澤田社長は数々の改革をやり、事業再建を始めて初の決算で、「開業以来初の営業黒字に転換しました」と公表した。

澤田氏は、経営再建の前提として、まず債務整理をした。金融機関との交渉で、当時残っていた60億円の債務の8割の債権放棄を受けることになり、残債務も、西鉄、九州電力、九電工、西部ガス、九州旅客鉄道(JR九州)といった地場の大手企業からの出資で弁済し、債務ゼロの状態にして、経営を開始した。

佐世保市からは、固定資産税納付額に相当する、再生支援交付金を10年間受け取る、ということも決定した。



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世界一の光の王国



ハウステンボスにカジノか、というのが話題になるなかで、パチンコの、業界紙コンサルタントの会社がハウステンボスに、業界取材かたがた、研修旅行に訪れた。

その際の記事がなかなか、おもしろい。

題して、なんでハウステンボスは再建に成功したのか、それも短期間に、といったもの。

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(抜粋引用始め)


パック・エックス通信

ハウステンボス黒字化の秘訣を学ぶ!~パック・エックス社員研修旅行~ 前編
2012-10-03

こんにちは、PX通信のとみおかです

今週はパック・エックスの研修旅行の模様をお伝えします!
それではどうぞ~

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9/30~10/2の3日間、パック・エックスはグループ全員61名で長崎ハウステンボスに研修旅行に行ってきました。

なぜハウステンボスに行くことになったか?

パック・エックスはこの10月で20期目を迎えます。
毎年10月の第一営業日はキックオフを開催していますが、20期のスタートはいつもと違った雰囲気で開催したいという話から、どこかに旅行に行こうということになりました。

そこで候補地に挙がったのが長崎ハウステンボスでした。

ハウステンボスは二度の倒産(18年間連続赤字)を経て、経営が株式会社エイチ・アイ・エス(以下HIS)に変わりわずか1年で黒字化したことが有名ですよね。

ただ楽しいだけの旅行ではなく、学びのある研修旅行にしたいということで、ハウステンボスを目的地に選びました。

3日間の研修旅行中、1日目はHISの方に講演をして頂き、同じエンターテイメント業界のサービス業として黒字化の秘訣を学び、2日目は丸1日、イチ来場者として楽しみながら、実際にハウステンボスの変貌を自分の目で見てきました。

ということで、前編では主にハウステンボスのレポート、後編ではパック・エックスのキックオフについてお伝えします。


ハウステンボス黒字化の秘訣


①徹底的なコストカット


HISが最初に行ったのは、徹底的なコストカットでした。
それもハウステンボスを買い取る以前にできるだけのコストカットを行いました。

抱える60億円もの借金を金融機関と交渉し、その8割を放棄してもらい、残りの2割を地元九州財界の出資金などを使って0にしたことです。

また、佐世保市から固定資産税納付額に相当する再生支援交付金(年間8億円程度)を10年間受けるという交渉も行いました。

 

様々な工夫によりコストカットを行い、黒字化を実現しました。

例えば、広大な敷地(東京ディズニーランドとディズニーシーをあわせた広さと同じくらいだそう)の一部に

無料で入れるフリーゾーンの新設です。

フリーゾーンを作ることで、有料ゾーンに経営資源を集約することで、結果的にコストカットを行っています。

外注コストの削減も行っています。

 

②集客力をあげる


集客力をあげるために、人気キャラクターの

ワンピースを誘致しました。

フリーゾーンにあるので、有料ゾーンに入ることなく、ワンピースを楽しむことができ、結果的に集客に繋げています。

さらに、狭くなった有料ゾーンにお客様を誘導することで、有料ゾーンにも賑わいをつくっています。


②リピーターを増やす

何度来ても楽しめる施設にするため、ハウステンボスではイベントに力を入れています
それも「日本一、世界一、日本初、九州初、旬である」イベントを、あまりお金をかけずに行うこと。

 

③海外からの観光客

ハウステンボスの商圏はあまり大きくはありません。
長崎空港からも高速船で約1時間。都会にあるディズニーリゾートとは比べ物にならない程です。

そこで韓国、中国を中心とした海外からの観光客の集客に力を入れています
上海、長崎間の定期国際航路もこの一環。船上でカジノを運営していることが話題になりましたよね。

現在は日中関係の悪化により船は運休しているそうですが、私たちが行った日も中国からの観光客をよく見かけました。


***

これは様々な施策のうちのほんの少しです。

ハウステンボスでは澤田社長を含めた経営幹部によるミーティングが行われ、わずか

30分の即決で日々新しいイベントや、工夫、改善が行われています。

すばやく意思決定して行動すれば、失敗しても修正が早く済むということからだそうです。


勉強会では、試行錯誤を繰り返しているので失敗も多いですよ、というお話も聞けました。

例えば

夜の無料化。夜間の集客がアップするのではと始めたそうですが、実際には逆に

客数が減る ということになったそうです。

 

***


ハウステンボスに行ってみて感じたのは、

価値のあるサービスには、多少高くてもお客様はお金を出すということです。


ハウステンボス内はついお金を使ってしまうところがたくさんあるんです。

200種類くらいのワイン飲み放題イベントがあったり・・・

こういうアトラクションがあったり・・・

運河の船も人気でした。


(抜粋引用終り)

 

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まあ、会議でああだこうだとダレないで、すぐテストしなさい、ということですね、


あとは、元記事をお愉しみください。

パック・エックス通信
http://ameblo.jp/e-px/entry-11370350486.html

 

以上です。

 

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オスカー監督ベン・アフレックがカードカウンティングでカジノ出禁に?

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(脚本賞)『アルゴ』(作品賞)という輝かしいアカデミー賞映画を生み出しているハリウッドの大スター、ベン・アフレック。

俳優で脚本家で映画監督であるベン・アフレックは、今度は、ラスベガスのカジノ界からプレイ禁止をくらっている、という何とも評価をつけられないような実話ストーリーを提供している。

アフレックはラスベガスのハードロック・カジノで、ブラックジャックの攻略法のひとつである「カードカウンティング」を使って遊技したことを警備員に発見され、遊技禁止を命じられたんだとか。
 

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PiDEA ニュース  (より 転載開始)

 オスカー監督がラスベガスのカジノで出禁に?
2014.05.09
https://www.pidea.jp/news/casino/

4月28日、米紙ロサンゼルス・タイムズはオスカー受賞監督で俳優、脚本家のベン・アフレックがラスベガスのハードロック・カジノのブラックジャックで遊技することを禁止されたと報じた。アフレック氏は、ブラックジャックの攻略法のひとつである「カードカウンティング」を使って遊技したことを警備員に発見され、遊技禁止を命じられた。
 
「カードカウンティング」とは、すでに配られたカードを記憶して残りのカードを推測、掛け金を増減させて有利にゲームを進める高度なテクニックだ。トム・クルーズとダスティン・ホフマン主演の映画「レインマン」では、自閉症により並外れた記憶力を持つことになった兄が、カードカウンティングを使って弟に大勝ちさせるというシーンがあった。「カードカウンティング」は、有効な攻略法であるものの違法性はないが、カジノではこの攻略法を禁じている場合が多い。
 
アフレック氏のカードゲーム好きは有名で、2001年にもハードロック・カジノで80万米ドル(約8,000万円)をブラックジャックで稼いだと言われている。

(転載終了)

●ちなみに、ベン・アフレックのアカデミー賞

1997年に、ベン・アフレックとマット・デイモンが共同で脚本を執筆し、俳優としても共演した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』が公開され、両者はアカデミー脚本賞を受賞

2012年公開された、ジョージ・クルーニーとグラント・ヘスロヴ製作による、ベン・アフレック監督3作目『アルゴ』は、第85回アカデミー作品賞を受賞。この作品は1979年のイランアメリカ大使館人質事件で起こった「カナダの策謀」を題材にしている。


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●映画にみる、ブラックジャック「カードカウンティング」


トム・クルーズとダスティン・ホフマンが主演した「レインマン」では、自閉症の並外れた記憶力を持つ兄が、カードカウンティングを使って弟を大勝ちさせるというシーンがあった。

かなり昔の映画だが、そのシーン、思い出されただらうか?

 

そして、「ラスベガスをぶっつぶせ」という、ブラックジャック「カードカウンティング」そのものを主題にした映画も、公開された。
「21」というのがこの映画の原題で、「21」はブラックジャックというゲームの通称。

「カードカウンティング」とは、すでに配られたカードを記憶して、残りのカードの出現確率を推測できることで、有利にゲームを進める究極の高度なテクニックだ。

ブラックジャックの必勝法とは、確率論ということで、映画の中で「モンティホール・ディレンマ」という数学的な話題も出たり、なかなかにマニアックな作品内容となっている。


そもそも、この作品は、実話を映画化したものだ。

ブラックジャックで「カードカウンティング」、というカジノハウス側にとっては破壊的攻略法になるワザを発明したのは、マサチューセッツ工科大学の、エドワード・ソープという教授。

このソープ教授は工学系では全米トップクラスの秀才が集まる同大学の学生たちに、なんと、この「カードカウンティング」を伝授し、そして学生たちが、実際にラスベガスのカジノで、それを役割分担のチームプレイ化して実践し、攻略法は正しかったことを証明し、大いに稼いだという実話、それを映画にしたもの。


結局、あまりにも勝ちすぎる人物は入店拒否されてしまう。そういう結末になった。

結局、それまでお店側は、役割分担された集団によるカードカウンティングを、5年間も見抜けずに、なんと6億円も、稼がせてしまった。


「カードカウンティング」は、カジノでは、いまでは禁じている場合が多い。違法ではないので、マネージャーが丁重にプレイをお断りするという対応になっている。
 


ところで、カジノ側が出入り禁止にしてしまうほど恐れるカードカウンティング、

これがオンラインカジノでは、「カードカウンティング」はまっくお咎めなく、また「カードカウンティング」を基にしたマトリックスチャートという攻略法が、やりたい放題、ということになっている。


なぜでしょうね、知りたい人は、 >>ここを覗いてみるといい。


参考資料:

パンローリング発行書籍 カジノブックシリーズ


『カードカウンティング入門――
カジノでたのしむブラックジャックテクニック』

A5判 219頁 2011年12月発売
本体 1,600円  税込 1,728円  国内送料無料です。

著者 オラフ・ヴァンクラ博士, ケン・フクス
訳者 ライアン・モリス, 田崎涼子

■目次
訳者まえがき
謝辞
序文
第1章 カードカウンティングの古今
第2章 基本戦略
第3章 カードカウンティング入門
第4章 アンバランスK-Oシステム
第5章 K-Oルーキーシステム
第6章 K-Oスマートシステム
第7章 ノックアウトシステム―スマートベット戦略
第8章 収益を最大限に
付録


お読みいただきありがとうこございます。

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